事例紹介

私の遺骨は夫の実家でなく、私の生家のお墓に納骨してほしい。

相談者は、夫の実家の墓に入ることだけは嫌だと長年考えていました。実家を継いだ弟に聞くと「どうしても嫌だというなら、こっちの墓に入ってもいいよ」と言ってくれました。
しかし、実家は千葉で、現在住んでいる宇都宮からは遠方です。息子たちに「私が死んだら長野県の実家のお墓に納骨してほしい」と頼みましたが生半可な返事しかなく、重く受け止めてくれません。主人の実家のお墓に納骨されてしまうのではないかと心配である。

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このケースの場合、死後事務委任契約を検討することが可能です。
信頼できる方を受任者として、納骨手続きに関して死後事務委任契約を締結します。事例の場合は、長野県の弟さんが適任でしょう。こちらの方と納骨手続きに必要な決め事や委任する事項を契約書に定め、委任契約を締結します。
上記の契約時、弟さんへの報酬金と納骨や納骨先での供養にかかる費用にあてるための預託金を預けます。死後、受任者である弟さんが息子さんたちより遺骨を引き取り長野県の実家のお墓に納骨と供養をし、委任者の相続人や遺言執行者などに事務に関する報告書と費用や報酬に関する清算書などを報告・提出します。

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